税務署での確定申告は、毎年2月16日から3月15日までです。今年は土日の関係があるので実際には昨日2月18日からですね。副業でも本業でもですが、給与以外に収入がある方は早めに確定申告をすませましょう。
さて、この時期になると、よく心の中の悪魔がささやきます。「確定申告をしなかったら、もしかしたら税務署には収入があることが分からないのでは?」
確かに、分からないかもしれません。でもこの行為は「無申告」と言って、初歩の脱税の手法とされています。つまり後でバレると、過去の分や無申告加算などを含めて税金をどーんと持っていかれますし、場合によっては「脱税」という犯罪で刑事告訴されてしまいます。
収入が少額の間は、申告しなくても税務署から何か言って来ることは少ないと思います。ですが、例えば何かの拍子に事業が新聞で紹介されたりして有名になったり業績が上がったりするようなこともあります。税務署はそんな時にやって来ます。有名になった途端に過去の脱税がバレてそれが新聞にのったりすると、・・・何処かで聞いたような話ですね。個人事業でそんなことになると事業どころじゃなくなります。まぁ、有名になる可能性はともかく、売上や利益が順調に伸びるなど事業を続けていると普通にあることにも、税務署は目を光らせています。
「えくしん青色簿記」では個人事業を想定しています。個人の方に最近特に多いのはネットオークションやアフィリエイト、ネットでの中古品販売のようなものです。こういう収入はヤフーやAmazon、アフィリエイトASP、楽天やDeNAのような大手元締め会社を介しているので、一人残らず収入が税務署に筒抜けです。だって、税務署は税務調査と称してこれらの会社から支払データを毎年もらってますから。
事業を進めていくにあたって、まじめに確定申告をすることは基本だと思いましょう。「誰にも何も言われないから黙っていよう」なんて悪いことを考えてると、数年後にきっと後悔します。